ままが今住んでいるマンションへ帰ると 実家とは違う家に少し居心地の悪さを覚えながらリビングへ向かう。 綺麗なリビングには悲しいくらいの広さが見えて 私の帰ってくる場所はもうないのではとこの時は思わされてしまった。 ままはそそくさと 夕飯の準備を始めてくれた。 ままが作った料理も トイレにバイバイしてしまうのに。 「いただきます。」 私がいつも一人で食べている料理と全く異なり、温かく美味しい料理。 「凄く美味しい。」 「ありがとう。」 ままはたくさんの料理を並べてくれる。