そう思うと胸が痛んでしまう。
私なんかよりもずっと大人びた女性で、とても美人さんだったから、つい春哉くんとお似合いだって考えてしまった。
もしかして、あの先輩も私と春哉くんの関係を知っているのだろうか。
だとしたら、こんな子供じみた人間が春哉くんの幼なじみなんてあり得ないって思われているかも……。
「宮下、なにぼーっと突っ立ってんだよ」
「あっ、ごめ……」
不安に押しつぶされそうになったとき、となりに立つ火神くんが私の腕を掴み、半ば強引に望美ちゃんたちのいる席へと引っ張ってくれた。
おかげで我に返り、平静を装おうと思えた。



