年上幼なじみのあぶない溺愛




「あの、理由は言えないけど……図書室に入るとき、盾になってほしいなって」

「盾?」


 怪訝そうな顔をされたけれど、何度もうなずいた。

 理由を追及されてしまえばどうしようかと思ったけれど、火神くんはため息を吐きながらも了承してくれた。


「めんどくせぇことには巻き込むなよ?」
「そ、それはもちろん……!」


 春哉くんの存在を認知したくないというか、視界に入れないようにしたいだけである。

 もし目が合ってしまったら……春哉くんのことだ、優しく微笑んでくれそうな気がする。


 春哉くんは冷静でいられても、私は冷静でいられる自信はないため、それこそ察しのいい火神くんや望美ちゃんにまでバレてしまいそうだ。