年上幼なじみのあぶない溺愛




 できるだけ存在感を消そうと思い、火神くんを盾にする形でピタリとくっついていた。


 あまりに不自然な距離に火神くんは突っ込んできたけれど、気のせいだと言うことにしてもらおうと思った。


「明らかに距離感おかしいだろ」
「そんなことは……」

「あとなんか怯えてねぇか?」


 その言葉に対してぎくりとしてしまう。
 火神くんは察しがいいようで、どう誤魔化そうかと必死に考える。


「そ、そうかな……あはは」
「へったくそな嘘だな」

「うっ……」


 私が人を欺けるはずもなく、あっというまに嘘だとバレてしまった。