ということは霧谷先輩って、春哉くんの友達……!? だから私を見てなにか反応を見せたの!? これは一大事だ。 もし春哉くんが私のことを霧谷先輩に話していたとしたら……。 「おい、宮下?どうし……」 「きょ、教室にわ、忘れ物したみたいで……取りに行きます!」 顔から血の気が引き、緊急事態だと思った私はこの場を去る方法を選ぶ。 春哉くんのほうを一切向かず、図書室を後にした。 遠くで火神くんが私を呼ぶ声がしたけれど、振り返ることはしなかった。