年上幼なじみのあぶない溺愛




「可愛い……本当に可愛いなにこの子」
「早くなにか食わせて薬飲ませたほうがいいんじゃねぇの」

「本当だ、忘れてた……!さあ、ちゃんと食べるんだよ志羽」


 望美ちゃんは私にゼリーとスプーンを渡してくれる。

 少しでもなにかを食べて薬を飲み、元気をつけようと思い、お礼を言って受け取った。


「そういえば志羽、昨日はどうなったの?」
「昨日……?」

「年上幼なじみとだよ!」


 そうだ、まだふたりにどうなったのか話していなかった。

 火神くんは私の様子を見て察してくれたみたいだったけれど、私から言ったわけではない。


「仲直り、できました……!心配かけさせてごめんね」

「本当!?それは良かったね志羽!相手からはなんて言われたの?」


 まるで自分のことのように喜んでくれる望美ちゃんは、目を輝かせて私に質問してきた。

 春哉くんになんて言われたか……といえば、もうあれしかない。


 いつしか熱の辛さを忘れ、私は昨日の出来事をかんたんにふたりに話した。


「ちょっと志羽!すごい進展してるじゃん!」
「そ、そうかな……えへへ」

「やっぱり相手も志羽のことが好きだったのね、両想いじゃん!」

「……え」


 好き、両想い……?
 望美ちゃんの言葉をすぐに理解できず、固まってしまう。