「え、私と春哉がってこと?」
「はい!本当にお似合いだなってみんな話していて……」
「えー、ないない!春哉と付き合うっていうのは、ちょっとノリでも考えられないかな」
「じゃあ過去に付き合ったこともないんですか……?」
普段なら今の話を聞いて落ち込んでしまうけれど、今は本当にそれどころではない。
「ぜったいにありえないから!」
「でも沙良先輩、過去に霧谷先輩と付き合ったことがあるんですよね!あたし、その話を聞いたことあります!」
「えっ……もしかして1年にもうわさになってるの?」
ここにきて、春哉くんの手が離される。
突然でおどろいたけれど、それと同時に終わったのだと安心した。



