すでになにを使用するかは先生に言われているため、それらを探す動作をした。
「あっ、春哉先輩と……1年がひとりいたんですね」
その声の主は、青団の2年代表の先輩たちだった。
私の存在も認知されていたけれど、女の先輩は春哉くんに視線を向けて話していた。
「そうだよ。なにかあった?」
「いえ。遅かったんで誰も取りに行っていないのかと思い、来てみたんです」
「そっか、ごめんね遅くなって。すぐ行くからグラウンドで待っていてもらっていい?」
春哉くんは申し訳なさそうに話し、先にグラウンドで待ってもらうよう促していたけれど、女の先輩は一歩春哉くんに近づいて、遠回しに拒否のアピールをしていた。



