年上幼なじみのあぶない溺愛




 真剣な顔つきで私の頬に触れる手が、ゆっくりと後頭部へと移動して。


 自分の鼓動が速まるのがわかる。


 今からなにをされるのだろうって。

 いつもとは違う触れ方に困惑して、春哉くんの顔が近づいてきて。


 もしかして今から春哉くんに……。


「だ、ダメだよ……!春哉く……」


 脳裏に過るのは、春哉くんにキスされたときのこと。

 同時にいまからも“それ”をされるのではないかと思い、咄嗟に口から出たのは否定の言葉で。


 真剣な瞳が私を捉えるから、本気でされるのだと思ってしまう。