年上幼なじみのあぶない溺愛




 逃げ出したいと思っているうちに、春哉くんが目の前に来てしまう。


「サボるのはよくないよ、宮下さん」
「……っ、ごめんなさい」

 春哉くんに注意をされ、素直に謝る。
 このような結果になってしまったのは自分のせいなのだ、深く反省しなければならない。


「じゃあ仕事を再開しようか」
「はい……!」


 春哉くんの言葉に返事をして、真面目にやろうと心に決める。

 口を動かす前に手を動かして、早くふたりきりの状況を脱出するのだ。


 先に春哉くんが倉庫に手をかけ、扉を開ける。
 中は薄暗く、器具や用具などがたくさん置かれていた。

 その中で、体育祭で使用するものをグラウンドに持っていくのが仕事であった。