年上幼なじみのあぶない溺愛




「俺は志羽以外の誰かと幼なじみなんて嫌だよ。志羽だから今も関係を持ち続けたいって思うんだ」


 けれど、春哉くんの言葉を聞いて思わず顔をあげる。

 春哉くんは真剣な表情で私を見ていて、『本当?』と聞かずとも本当であると思えた。


 嬉しい。春哉くんにそう思ってもらえて。
 良かった。春哉くん本人に私が幼なじみだからと言ってもらえて。


「だからもう悲しい顔はしないで。それに今日は志羽にとって初めての体育祭なのに、始まる前から暗い気持ちでいたら楽しめないよ」

「うん……!ありがとう」


 春哉くんの言葉に元気をもらい、笑顔になれた。

 心の中で渦巻く不安が薄れていき、今日は体育祭を楽しもうと思った。