「春哉くん、お待たせ……!準備終わりました!」 先に学校へ行ってほしいと思っていたけれど、春哉くんが先に行く気配などなく。 結局春哉くんとふたりで行くことになってしまった。 両親に見送られ、ふたりで駅へと向かう。 「志羽?少し距離が遠くないかな」 「き、気のせいかと……」 春哉くんと並んで歩く中、いつもより距離をあけている自覚はあった。 外だから大丈夫だとは思うけれど、もしものときを考えて警戒していたのだ。