年上幼なじみのあぶない溺愛




「……あ」

 そのとき、ようやく春哉くんが起こしに来てくれた意味を理解した。

 同時に先ほど春哉くんが話していたことも理解し、自分でもさーっと顔から血の気が引くのがわかる。


 そうだ、今日は体育祭当日で。
 しかも団長とクラスの代表者は早く集合しなければならないのだ。


「ど、ど、どうしよう……!時間がっ」

「ほら、落ち着いて志羽?そんなに慌てても意味ないよ。それにまだ時間があるから」


 遅刻確定だと思い焦っていたけれど、春哉くんの言葉で我に返る。

 春哉くんの言う通り時計を確認すると、まだ時間は残っていた。