年上幼なじみのあぶない溺愛



 春哉くんの言葉で思い出した私は、一度頷いてじっとする。


「……ふっ、可愛い」

 春哉くんの声がどこか楽しそうで、いじわるなモードに入ったのかなと思ったけれど、それ以上春哉くんが喋ることはなかった。

 どうやら先ほどから誰かとメッセージのやりとりをしているようで、春哉くんが右手で持っているスマホから、メッセージが届く音が何度も聞こえてくる。


 ふたりでいるときは互いにスマホをあまり触らない分、休みの日である今日も体育祭関連のなにかで追われているのかなと思った。

 体育祭関連……。


 ここにきて、ふとあることを思い出した。