体育祭が近づくにつれ、春哉くんは忙しそうだった。 団のトップに立つ者として、いろいろと仕事が多いらしい。 そのうえ、団をまとめなければいけないため、相当大変な思いをしているはずだ。 「あら志羽ちゃん、おはよう」 「おはようございます!」 最近春哉くんとの時間があまりなくて寂しかったけれど、嬉しいことに、春哉くんから会いたいという連絡が届いたのだ。 そのため休日である今日に春哉くんと会うことになったのである。