年上幼なじみのあぶない溺愛




「じゃあ次は1年の代表ね。自己紹介、どうぞ!緊張しなくていいからね」


 戸崎先輩に優しく声をかけられるけれど、みんなの視線が私に向いていると思うと緊張で頭が真っ白になってしまった。


 どうしよう。
 せっかく盛り上がっているというのに、私のせいで空気を悪くしてしまう。

 心臓が嫌な音を立て始めていると、私のとなりにいる火神くんが先に口を開いた。


「青団1年代表の火神と、こっちが宮下です。宮下は注目されるのが苦手で緊張してるだけなんで、気軽に話しかけてやってください」

 声はいつもと変わらずぶっきらぼうだったけれど、私の紹介までしてくれた火神くん。

 思わず顔を上げると、火神くんに「ひとことくらい喋れ」と言われてしまった。