年上幼なじみのあぶない溺愛




「宮下、行くぞ」
「うっ……わかった」


 けれどしっかりしている火神くんがいるから大丈夫だろう。

 それでも彼にばかり任せてしまうのも申し訳ない。今も彼のひとことでようやく足が動き始めたくらいだ。


 迷惑ばかりかけることになりそうで、すでに謝りたくなった。


 青団に所属している3学年全員の視線を浴びることになるであろう先頭を目指し、火神くんと歩く。

 きっと春哉くんもおどろくはずだ。まさか私が1年の代表に選ばれるだなんて。


「あっ、きたきた!君たちは1年の……」


 ようやく前に来たとき、すでに2年の代表である先輩たちは集まっていた。

 私と火神くんが姿を現すなり、早速戸崎先輩が声を発したけれど……不自然に途中で話すのをやめてしまう。


 不思議に思って顔をあげたけれど、すぐ後悔することになった。