年上幼なじみのあぶない溺愛




「そ、そ、そんな……着替えなんてひとりで……」


 春哉くんが私のことを幼い子供とでも思っているのだろうか。

 ……うん、ぜったいに思われている。

 今日だって私が起きられるのか心配して、わざわざ様子を見にきてくれたくらいだ。


「遠慮しなくていいんだよ。ほら、まずは服を脱ごうか」

「……っ、ま、待って!」


 まったくためらいもせずに私の服に手を伸ばそうとしてきた春哉くんの手首を慌てて掴む。


 春哉くんは私のことを幼なじみというより、実の妹のように可愛がってくれているため、私の下着などに興味がないのはわかる。

 わかるけれど……異性としてまったく意識されていないことに落ち込んでしまう。