これを愛というのなら

ソファーで終わらないキスをして、

子供部屋の隣の寝室へ行って、

濃厚な甘いキスをしながら、ベッドに倒されて、お互いのルームウェアも下着も脱がせながら、


愛してる。


「私も……愛してる」


いつも当たり前のように言っている言葉を交わして、もう一度重なった唇に全神経が集中する。


唾液の絡まり合う音が静かな部屋に響いて、身体が火照り出して、

蓮の背中に腕を回すと、離された唇を求めて、もっと、と片手を後頭部に添えて引き寄せる。


可愛すぎ……


甘く、ワントーン低くした掠れた声で囁かれて、下半身も熱くなる。


蓮に身体を弄ばれて、何回か絶頂を味わわされた私に、俺も、と甘い声が耳元を掠める。

弄ばれている間にも、ずっと触れたかった変わらず、無駄な肉なんてない身体に触れて、唇と舌で愛撫していくと、


焦らすなよ。


早く触れて欲しい、とでも言うように脇腹に添えていた私の手を、屹立したそれに導く。


蓮の艶やかな瞳を上目で見つめながら、口の中に含んで、舌先で包み込んで愛撫していく。


「……たまんね……」


蓮が吐息だけの声で、ポツリと呟いて。


一回イカせて……と。


それなら……わざとじゅるっと唾液を絡ませて音を立てて、蓮の感じる場所ばかりを愛撫すると。


もう……ダメだ……


口の中に白濁の液体が流し込まれて、相も変わらず、迷いなく呑み込む。


また唇を幾度となく重ねて、また蓮が身体を弄び、何度も何度も絶頂へ連れていかれる。


荒い息をそのままに、欲しい、と呟くと。

口角を上げて微笑んだ蓮は、その言葉を待ってた、と自身をゆっくりとーーまだ痙攣している私の中へ、押し開くように腰を沈められて、全部呑み込むまでに何度もイッてしまう。



「……梓、愛してる……愛してる……愛してるよ……」


奥の奥まで強くしなやかに突く度に、何度も言ってくれて、それがまた刺激になって絶頂が止まらない。


「……わたしもっ……愛してる…ッ……愛してる……蓮……」


甘い声と吐息の合間に、必死で伝えると。


今すげぇ……キスしたく…なった……


そう言われてすぐに、唇が塞がれて。

舌の全てを、蓮の舌の全てが絡みついてきて、唾液が口の端から溢れ落ちる。


意識が飛びそうなくらい、こんな深いキスと終わらない絶頂に軽い目眩がして、


もう……ダメだ……梓……愛してる…


大きく頷いた私の身体が一気に反り返ると同時に、熱い液体がお腹の上に放たれた。


私の中は……まだ………何度も痙攣していて、蓮が拭き取ってくれる。


……蓮とこんなに激しく抱き合ったのは、いつぶりだろう。


お互いに荒い息を整えて、汗ばんだ身体を抱き締め合って、柔らかいキスを交わして眠っていた。


いつもの時間に、目覚まし時計が朝を知らせてくれるまで。