無気力系幼なじみと甘くて危険な恋愛実験



「付き合わないの?」


大きなお世話だ。

昔からしっかり者ぶってその実、無自覚が手足付けて歩いてるような幼なじみに、高校入っても手も出せず必死で現状維持中の自分には俺だって、結構まじでいい加減そろそろうんざりしてるところだ。



「指輪、買うためなんでしょ?バイト」



俺の返事がないことも意に介さず、万里加さんはずかずかと言う。


光太郎のクソが。

今夜は舌打ち祭りだ。

能天気は罪ではないが、口が軽すぎるのは罪だ。


つーかあいつはそもそも俺と仲がいいからって仁乃に馴れ馴れしすぎるきらいがある。

控えめに言って死刑に値する。

今度しめるか。



「おーい聞いてる?そこの無表情イケメン」


無表情とか勝手に言うな。

そもそも俺は無表情でもなんでもない。


仁乃以外に表情見せる気力がないだけ。



ていうかもう、なんか色々、もういいや。