無気力系幼なじみと甘くて危険な恋愛実験

















「…万里加さん、壱のこと、教えてください」












震える声で、生まれてはじめて言った言葉に、心はわんわん泣いていた。




壱のことは。


壱のことは、世界で一番私が分かってる、なんて。




なんて、傲慢だったんだろう。