無気力系幼なじみと甘くて危険な恋愛実験



「なにしてんの?」

「なにって、バスケ」

「おーい相原、安達、お前らも帰れよ教室」


なっちゃんが私たちに言う。


「なんでこんな変なことしてんの?」

「バスケがしたい気分だったんだよ」

「おーい、壱、仁乃ちゃん、俺先帰るよー」


光太郎くんも言う。

でも返事をする余裕なんてない。


「なんか、おかしい。壱」

「おかしいのは仁乃じゃん。昼休み、一言も喋んなかったし」


そう言われて、頭に血がのぼる。


「誰のせいだと思ってんの?」

「…俺」

「おーい、1番と2番いい加減にせーよー」


なっちゃんの間延びした声が聞こえるけど。

それどころじゃないんで今。


「そうだよ壱のせいだよ、おかしくもなるよだって壱、実験とか言って勝手に手繋ぐしキスするし抱きしめるしちょっと用事だし、毎日毎日夢に出てく………っ?!」



言葉をさえぎって、ちゅ、と一瞬触れた唇。