「したことないけど」
「しても得ないけど」
「私って…どうかな」
「「どうって…?」」
「女として」
即答すると、2人は顔を見合わせる。
壱が同じチームの誰かにパスを出した。
「普通」
「ちょっと童顔」
理沙子と新田ちゃんが順番に言った。
「スタイルは?」
「背低め」
「貧乳」
「能力は?」
「平均」
「…平均」
壱がまたパスを受けて、それはそれは美しいフォームで3ポイントを決めた。
「ありがとう、友人たち」
私と壱が釣り合わないというのは、誰からどう見たって自明なのだ。
そして今、私は腰ぎんちゃく以下のただのバカだ。


