無気力系幼なじみと甘くて危険な恋愛実験



机に突っ伏したまま、目を閉じる。


心臓が締めつけられる。



だって壱はずっと、私の特別だから。

だって私はずっと、壱の特別だから。



それがずっと当然だったから。



「ボコられたってのもあるけどさ、妙に心に残ってたんだよ、お前らのことが。で、今日会って、まだ一緒にいるお前ら見て…あー相原、あの時から今までずっと、安達を大切にしてきたんだなあって…っておい安達起きてる?」


「…起きてる」



私だって、大切にしてきた。

ずっと大切にしてきた。


今だって。



当然だって思いながらも、この特別を、私は。

守り抜きたくて、必死なんだ。



ああ、くそ、もう、どうしたらいいんだ。



閉じた目から涙が出そうで、歯を食いしばって耐えていたら。



「やっばい、血眼(ちまなこ)の相原登場~」



山村くんの声が聞こえて私はばっと顔を上げた。