「ぜーはーしてどうした安達?」
「なんかすっごい変な空気じゃなかった…?!」
「え、そう?安達だけじゃない?」
「そうかな?!」
「そうだよ、安達があの女の人に過剰に反応しすぎなんだよたぶん」
「過剰に反応してた…?」
「うん、そう見えたなあ」
私がJD万里加に過剰反応してしまうのは仕方がない。
だってそもそもは壱が過剰反応したんだ、JD万里加に、あの日。
山村くんはストローを咥えてアイスコーヒーを飲んでいる。
笑顔はあどけないけど、こうしてブラックのコーヒーなんて飲んでいる山村くんはずいぶん大人びて見える。
…大きくなったんだなあ、本当。
もう壱と喧嘩しても負けないかもしれない。
ぼんやりそう考えながら、私も同じブラックのアイスコーヒーをストローで弄んでいると。
「相原と付き合ってんの?」
山村くんが唐突に聞いた。


