「仁乃」
我…浄化を…。
「仁乃帰るよ」
求めし者…バイトだろ今日…。
「仁乃いい加減にしないと」
煩悩は…いい加減にしないとなんだよ…。
「またキスするよ」
敵です…またきすするよ………?
「あ、目開いた」
ぱっと開かざるを得なかった視界のすぐ先には、壱の顔があまりに近くにあって、ガタガタッと椅子の上でのけぞってしまう。
「ほ、本気でしようとしてた…!今、本気で…」
「しようとしてた」
教室だぞここ!
と叫ぼうとしたけど、もう教室には誰も、野次馬ズさえいない。
ていうかショートはいつ終わった?
「なんでこんなことすんの…?!」
「仁乃が無視するから」
ちっがう!そうなんだろうけど違う!


