理沙子・新田ちゃん・光太郎の野次馬ズがあまりに騒がしいので、もうヨガに集中できなくなって薄目を開けたら、いつのまにか野次馬ズに混ざって壱が私を見ていたので、ここぞとばかりにもう一度すっと目を閉じる。
ヨガは、日常のどんな些細な場面でも、取り入れることができる…。
「…我…浄化を求めし者…煩悩は…敵です…」
「「「まじでどうなってんのこの子」」」
「最近ちょっと幼なじみこじらせてるだけだから気にしなくていい」
壱の声なんて、聞こえないのだ。
そしてこじらせているのは、私じゃなくて壱なのだ。
…聞こえていないのだ。


