新田ちゃんが首を傾げて全然笑ってない目で聞くから、また白状せざるを得なくなる。
「手…手…手を……繋ぐ展開が、何度か…」
思い出すだけで、くそ、顔が熱い…!
それにきっと2人にびっくりされてしまうだろう。
引かれるかもしれない。
手を繋ぐなんて純然たる幼なじみの所業ではないと…。
恐る恐るうつむいていた視線をあげて2人を見ると、なぜか理沙子は盛大にため息をついた。
一方新田ちゃんは遠い目で壱の方を見てから、可憐な眼鏡の向こうの目を細くして私を見る。
2人の表情から読みとれる感情は、呆れ、だ。
なぜだ。
「はい、で、おてて繋いだご感想は…?」
呆れ果てて声も出ない、と言いたげなか細い声で新田ちゃんに聞かれて、私はぐぐぐと言葉につまって、最後にはやっぱり顔を真っ赤にして小さく叫んだ。
「それは言えない…!」
「「勝手にやってろ」」


