あああああ壱以外の人間に壱とデートしたなんて言ってしまったあああ。
でも本当は実験なんだけどね、だから純然だるデートではないんだけどね、それを話すと冒頭から全部話さなきゃならなくなってあの壱のはじまりの台詞、あの呪詛的な台詞まで話すはめになるからどうしても言えなくて、頭を抱えていると。
「「で?」」
2人が身を乗りだして続きを促すので、私はへ?となる。
「で?って…で?」
「いやいやいやいや仁乃…」
「仁乃ちゃんそれはないよ~…」
「え?なに…」
「デートだけか?」
「デートだけって…だってデデデデートだよ?!」
「どうせ色気のないご飯食べにいったんでしょ?相原くんに同情する~」
「ご飯は壱が選んだ!!」
「そんなんどうでもいいんすわ」
「どうでも?!」
「でもこんなあからさまになんかあったね君たちって感じなのに、ほんとになんにもないの~?」


