4月1日。



壱の誕生日。


それは毎年、私にとっては、ちょっと重要な日。



そんな重要な日に、


なぜ私はベッドに横たわって、


なぜ壱に見下ろされて、



なぜ。



「仁乃、俺と結婚して」






なぜ、こんなことに、なったんだ。