楓夏月、本日上京します。
コツコツ貯めてきたバイト代とか、書籍の売り上げとか?のお陰で、
それなりにいい所にマンションを借りることができた。
今日も都会は人が多い…そんな中で、知っている車を見つける
「おった、」
「おはようなつぅぅ…」
「痛い痛い!!」
私を迎えてくれたのはしょー君。
相変わらず人目を気にせず抱きついて来るけど…まぁいいや。
「ごめんな、ふーがじゃなくて。笑」
「っは?なんでなん、」
「そりゃ誰だって従兄弟よりも彼氏に会いたいに決まってるだろー?彼氏に」
…わざと彼氏を強調してるなこれ。
「おめでとう」
「…ありがとう。」
「あー寂しいなーお兄ちゃんは。一人暮らしして、彼氏もできて、どんどん大人になってくじゃん!」
「もー分かったから!早よ行こ!」
このままやとどんどんひっつき魔になって危なそうやから、さっさと車に向かった
「次左?」
「そう!それで突き当たり右行ったらすぐ。」
私頭はそこそこ悪いけど、地図だけはカーナビ並み
夏月side終