夏月side


「なっつーん。何ニヤけてんの?笑」

「あ、陸…いやニヤけてないし!?」

お弁当を食べ終わって、1人でゆっくりしていると

ドサっと前の席に座った陸。

「久しぶりやな!」

「久しぶり。仕事忙しかったん?」

「まぁいい具合に。笑
なんか良いことでもあったん?」

良いこと?

「さっきから外見てニヤニヤしてたやん!
話しかけようにも話しかけづらかったわ」

「だからニヤけてないって!」

「そーか?なっつん、ニヤけるの抑える時顎に皺よるもん」

…幼馴染はそんなことまで知ってんのね

「なに、ほんまに彼氏できたん!?
早言えや!」

「うるさいうるさいボリューム下げて。
…誰にも言うてへんから、他言無用やで?」

実際、しょー君以外にはまだ誰にも言っていない。

しょー君に報告した時、

「やっとかよ!遅いわ!」

って言われたけど…笑