「ごめん、今日はいいや」 「顔色悪いけど、どっか具合悪いの?」 「なんでもないよ」 適当な返事をして、姉貴に貰った薬を口に放り込んだ。 「頑張れ弟。是永君以上の男気みせてみろ!」 姉貴はやっぱり能天気。 「なに、なに?なんか楽しい話?」 「ん?あのねー、えっとねー。何から話せばいいかなぁ。うふふぅ」 「余計なこと言うなよ!」 ガールズトークが始まりそうだったから、 ふたりをシカトして家を出た。