体温とか、華奢な肩。
改めて思い出してしまった。
「強がる男は嫌いじゃない。是永君みたいでむしろ好き」
「もしかして、漫画の話してる?」
「ほら学校行きなよ。絶対倒れるんじゃないよ?今すごく効く痛み止め持ってくるから」
姉貴はそう言って二階にかけあがると、リビングに移動した俺のところにスキップで戻って来た。
「翔おはよう。ご飯は?」
カラオケで盛り上がってついさっき帰宅したらしい母親が味噌汁をよそってくれた。
父親が出張中くらいは羽を伸ばしたいらしい。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…