「じゃあ玄関に散らかってたあれは」 「あれがまさに美緒が持ってきた看病グッズのいろいろだけど」 「あれが看病グッズ?うそ!たまらん!」 興奮した姉貴に背中をバシバシ叩かれた。 「バカにしてんだろ?」 「違うよ!愛しすぎて悶えてんの!ネギと生姜が転がってたもん。お母さん冷蔵庫と靴箱を間違えたのかと思ったよ」 そんな親やばいじゃん。