「え……?」 ソファーの隅っこでうつむいて雷をやり過ごしてる美緒を予想していたのに、音楽を聴きながら宿題をしてた。 なんで?ありえない。 目がマジだ。 あの勉強嫌いが? 俺が来たことにも気付いてない。 近付いてイヤホンを外したら、ビックリしてちょっと跳ねた。 「大丈夫か?もしかして学校でなんかあっ……」 なんかあった? そう聞こうとした途端、特大の雷鳴が轟いて。 どごぉん。 暗転した。