「ほんとごめんね」
「ううん、ペース合わせようとしてくれてたんだよね、ありがとう」
一息ついた岡崎君が私の上げた原稿を見て褒めてくれた。
逆に服なんて気にも留めない。
もともと汚れてもいい服で来てと言われてるからだろうけど。
「先生のスピード普段の倍でしたよ。平澤さんすごいですほんと。また次も是非お手伝いしてください。で、着替えなんですけど、これでいいですか?」
柏木さんも褒めてくれた。
そして当たり前のように私に替えの服を持ってきてくれた。
「いいんですか?すみません、ありがとうございます」
何気なく、それを広げてみた。



