「そうかなぁ、えいっ!」

「きゃ!ちょ、実日子さん、もう!」

「いいじゃん、女の子同士なんだし。え、こんなとこにホクロあるんだ!」

「それすごくいやなんです……」

「確かにちょっとエッチかも」

「えー!うわぁ恥ずかしい〜」


姉貴は脱衣場のドアを少し開けて、わざと中の声を聞かせてる。
でもって俺を煽ってる。


いつもどおり、俺たちで遊んでる。
ていうか、俺の理性を試してる!
鬼だな、鬼。


いつもならそれを流せるのに、こんなにイラつくなんて。


さっきの男子校の奴らも、態度次第では殴ってたかもわからない。