夕方の国道は、相変わらず混んでいる。
私は少しだけ車の窓を開けて、あの公園を選択した事を今になって後悔していた。
もしかしたら、朔太郎とモフ男は河原の方へ行ったのかもしれない。朔太郎がこの時間帯の国道の渋滞をちゃんと分かっていたとしたら。
私はハンドルにおでこを付けて、大きくため息をついた。
もし公園にいなかったとして、でも、その後に河原へ行く時間はない。
私は朔太郎とモフ男があの公園に居てくれる事を願いながら、渋滞の無駄な時間を何とかやり過ごした。
公園の駐車場に入ると、すぐに二人がいない事に気付いた。
朔太郎のワゴンタイプの車がないし、駐車場はガランとしている。
朔太郎とモフ男はきっとあの河原に行っている。
私はあわてんぼうの自分に嫌気が差した。家を出る前に朔太郎に電話をしてどこにいるか聞けばよかった。そしたら、今頃、モフ男と一緒に楽しい時間を過ごせていたのに。
私は自動販売機で温かいお茶を買って、また自分の車に戻った。
友和さんとの待ち合わせの七時には、まだ少しだけ時間がある。



