「そんな訳の分からない友和みたいな男は、俺は反対。
それに、晴美がそんなに結婚したくてしょうがないんだったら、俺は明日にでも結婚していいよ。
そっちの方が自然じゃね?」
私は開いた口が塞がらない。
そして、何だか悔しくて朔太郎の頬をつねった。
「結婚をそんないい加減に考えてるから、離婚とかしちゃうんだよ。
私はそんないい加減な人は絶対に嫌。
ていうか、朔太郎と結婚なんて100%あり得ないから。
私達はただの幼なじみ、恋人なんかじゃないでしょ?
ちゃんと恋愛をして結婚したいの。
だから、朔太郎は何があってもあり得ない」
さっきまで威勢のよかった朔太郎は、一瞬で元気がなくなる。
ふてくされた顔をして私の傍を離れた。
朔太郎は、窓の近くでカーテンを開けて夜空を見上げる。
「絶対にあり得ないはないだろ?
俺達の関係って、恋人だったり友達だったり兄弟だったり、その時で色んな形に変わる特殊な素晴らしいもので。
智也は俺は晴美じゃなくちゃだめだって、いっつも言ってた。
晴美だって、本当は俺が一番合ってるって」
朔太郎はそう言うと、また私の隣に座った。



