毎日仕事で顔を合わせているこのメンバーは、私と朔太郎の全てを既に知っている。
最近は、お昼時間になると、毎回その話で盛り上がった。
だから、わざわざ皆に報告する事は特に何もない。
「今日は、村井さんの現状を報告してもらう会なんですよ。
私も晴美さんも、すごく心配してるんです。
友和さんとの恋愛事情を」
「あ、俺も、その話、全部知ってるんで」
石田さんも興味津々にその会話に入ってくる。
最近、由良ちゃんと石田さんが急接近しているらしい。
私の急な結婚に石田さんが落ち込んでしまい、その慰め役が由良ちゃんの担当だった。
私は、由良ちゃんと石田さんが付き合うなんてあり得ないと思っている。
だって、由良ちゃんの結婚相手への理想は富士山よりも高いから。
そんな中、皆の注目を浴びている村井さんは大きくため息をついた。
「週末はあの人の家に泊ってる。
どういう仕事をやって、どういう生活をしているのかも段々分かってきた。
でも、それは、あなた達に教えるつもりはない。
いわゆる個人情報だから」
教えないのではなく、教えられないのだと私は思った。
また、あの癒えたはずの左目が疼いてきた。
「あの人は、晴美ちゃんの事はもう忘れたって言ってる。
晴美ちゃんへの憧れは自分がどう頑張っても手に入らない完全なる理想の世界。
それは本人が一番よく分かっていて、憧れ続けていた理想を手に入れたら破壊する自分が想像できるって。
理想と現実は違うのよ…って、毎日、私が諭してる」
最近は、お昼時間になると、毎回その話で盛り上がった。
だから、わざわざ皆に報告する事は特に何もない。
「今日は、村井さんの現状を報告してもらう会なんですよ。
私も晴美さんも、すごく心配してるんです。
友和さんとの恋愛事情を」
「あ、俺も、その話、全部知ってるんで」
石田さんも興味津々にその会話に入ってくる。
最近、由良ちゃんと石田さんが急接近しているらしい。
私の急な結婚に石田さんが落ち込んでしまい、その慰め役が由良ちゃんの担当だった。
私は、由良ちゃんと石田さんが付き合うなんてあり得ないと思っている。
だって、由良ちゃんの結婚相手への理想は富士山よりも高いから。
そんな中、皆の注目を浴びている村井さんは大きくため息をついた。
「週末はあの人の家に泊ってる。
どういう仕事をやって、どういう生活をしているのかも段々分かってきた。
でも、それは、あなた達に教えるつもりはない。
いわゆる個人情報だから」
教えないのではなく、教えられないのだと私は思った。
また、あの癒えたはずの左目が疼いてきた。
「あの人は、晴美ちゃんの事はもう忘れたって言ってる。
晴美ちゃんへの憧れは自分がどう頑張っても手に入らない完全なる理想の世界。
それは本人が一番よく分かっていて、憧れ続けていた理想を手に入れたら破壊する自分が想像できるって。
理想と現実は違うのよ…って、毎日、私が諭してる」



