キャンピングカーの内装は、北欧スタイルでまとめられていた。壁とフローリングは無垢材を使っていて、装飾品や照明も一つ一つに温かみがある。
二人掛けのソファもベッドもとても可愛くて、私は一目で気に入った。
どこかのホテルのスィートルームにだって引けを取らないほど、豪華で居心地がよかった。
朔太郎は、車に常備されているワインセラーに数本のワインを冷やしている。
外は夕暮れが迫り、秋の風から冬の風に変わる。
私達はオープンテラスから、中のリビングに場所を変えた。
朔太郎が準備してくれたディナーは新鮮な魚介類でいっぱいだ。
お刺身はもちろん、フライやカルパッチョ、色々なレパートリーの料理が並んでいる。
「ここのキッチンで料理をしてもよかったんだけど、俺は全然できないから、結局、晴美にしてもらわなきゃならないし…
今はコロナ禍で有名なお店がテイクアウトをしてくれるから、手あたり次第、美味しそうな物を予約した」
確かに、小さめの丸テーブルは、お花畑のように色々な料理で賑わっている。



