友和さんと駅前で会ったあの日から二日が過ぎた。
何も連絡がない事が嬉しい反面、不気味さを感じている。
朔太郎とは何度か電話で話をした。
あの日以来、朔太郎はまだわが家に遊びに来ていない。私の両親の顔を見たら、すぐに結婚の事を言いたくなりそうだから自粛していると言った。
私と朔太郎でちゃんと対策を練って、両親には話をする事にした。
今週は金曜日が私の仕事が休みの日で、だから、珍しく、二人でデートをする。
そして、朔太郎が全てのデートプランを考えているという。
私はその日がすごく待ち遠しかった。
あの日、朔太郎と結ばれた日から、私は朔太郎を心の底から求めている。
その想いは、恥ずかしいけれど、湯水のように私の中から湧き上がる。
この気持ちは幼なじみに抱く感情ではない。
私はもう隠し切れないほど、朔太郎を愛している。
朔太郎とのデートを明日に控えた木曜日の朝、私は仕事へ向かうため車に乗り込んだ。すると、バックミラーに吊るしていたお守りがストンと下に落ちた。
以前にも同じようなことがあったのに、今回は何だか嫌な予感が付きまとう。
私は落ちたお守りを吊るす事はせず、ダッシュボードにしまった。何事もない事を祈りながら。



