「え~、俺は、百パーセント大丈夫だと思ってた…
いや、今でも思ってる」
朔太郎はそう自分の中で確信すると、またニコニコ顔で鼻歌を唄い出す。
確かに、うちの両親と朔太郎は相思相愛で、その輪の中にモフ男も入っている。
私は朔太郎のポジティブな性格が昔から大好きだ。
朔太郎の可愛らしい笑顔は周りの人達に幸せをもたらしてくれる。
そんな温かな気分に浸っていると、一気に眠気が襲ってきた。
朔太郎の鼻歌は子守唄に聞こえるし、車の揺れは何だかゆりかごみたいに気持ちいい。
「朔、家に着いたら起こしてね…」
「は? もう家の前なのに?」
朔太郎はそう言って笑った。
その愛しい笑い声を聞きながら、私はひと時の眠りに堕ちる。



