奴はアタシの手からスマホを取ると
思い切り手慣れた手つきで
目にも止まらぬ速さで何かをした。
すると近くで鳴り出す別のスマホ。
着メロはドリカムの
『雪のクリスマス』。
「これ俺の番号。いつまでいる?」
「年末まで。」
「明日、クリパしよっか?ね、また明日電話する。」
スッと立ち上がると颯爽と消えて行った。そう颯爽という言葉が似合う去り方。
風のような男に呆気に取られる女。
アタシの7日間の『初めての本気の恋』がゆっくりと走り出した。
思い切り手慣れた手つきで
目にも止まらぬ速さで何かをした。
すると近くで鳴り出す別のスマホ。
着メロはドリカムの
『雪のクリスマス』。
「これ俺の番号。いつまでいる?」
「年末まで。」
「明日、クリパしよっか?ね、また明日電話する。」
スッと立ち上がると颯爽と消えて行った。そう颯爽という言葉が似合う去り方。
風のような男に呆気に取られる女。
アタシの7日間の『初めての本気の恋』がゆっくりと走り出した。



