ーーパシュッーダンッ

「誉!もう1回見せて!」

「うん、いいよ」

私は何回か同級生たちに手本として見せた。今日も弓道するのは気持ちが楽になる。

そして今日も部活を終えた。するとドアから視線を感じた。

振り向いたらひょっこりと顔を覗かしてる陽先輩を見つけた。

そして目が合ってしまった。すると陽先輩は頬を赤く染めて私に笑顔で視線を返してきた。

私はドキッとした。

昨日のヤバい人には見えない。可愛らしい人だなって思った。…あの人が私の王子様…。