ーキーンコーンカーンコーン

6限目終わり、部活だ。私は前の電車で陽先輩に伝えられなかった言葉はまだ伝えられないでいる。あの日から会えていないし、学校でもあまり見かけなくなった。

私は大好きな弓道は休まず行ってる。休んでサッカー部見に行けばいいって言われるけども、部活は手放せない。


「誉!誉やって見せて!お願い」

「うん!いいよ」

「誉本当に上手!」

「ありがとー」

私はそう言われるのが本当にうれしい。弓道は本当に楽しい。

すると

ーガンッ

と勢いよく弓道部のドアが開かれた。来たのは陽先輩だった。陽先輩は息を荒らげて、

「誉ちゃん!今日、俺と一緒に帰ってくれない!」

と大きな声で言われた。

私はドキンとした。

「いいですよ」

私も大きな声で言い返した。

陽先輩はガッツポーズして、嬉し涙を流してた。