部活が終わって、陽先輩がいる方に目を向けた。すると陽先輩はサッカー部の人達に囲まれて、背中を押されていた。

陽先輩は顔を赤く染めて、私の方へ顔を振り返った。

私は陽先輩を見てたから、振り向いた陽先輩とばっちりと目が合った。

陽先輩は慌てて仲間の方へ向き直った。

私の横に百合奈が駆け寄ってきた。

「陽先輩、いたね」

「うん!」

「誉、顔赤くなってるよ!ふふふ」

百合奈にそう言われ、私も赤くなってるんだと思って私はドキドキした。