浅葱色と桜色

「あなたは何者ですか?教科書とはなんです


か?まだ京に来たばかりの僕達が有名?


あなたが何を言っているのかさっぱりです」


僕が質問攻めしてしまったせいか、


少女は驚いた表情をしていた。


「総司。話は屯所に戻ってからにしよう。


まずはこの者を屯所に連れ帰り、局長と


副長に報告だ。」


たしかに。一君の言う通りだ。