ドラム女と男達



「これは俺とお前の話だろ?加奈は無関係だ・・・・」

「関係あるよ!!!!!!!」

さっきまでものすごく騒がしかったバスの中が
いっきに静まり返る。
周りの視線が痛いように突き刺さる。

「あ、ごめ・・・・・」
「いいよいいよ。俺もゴメンなッ・・・。
 サトと帰りたかったよな?!ごめんな・・・。」
シュンスケはいきなりあやまってくる。


「こっちこそゴメン!!!!
 ・・・・・・で 話って・・・・何?」
私はシュンスケの顔を覗きこむ。

「あ・・・・えっと・・・・・・・」
額の汗を拭うシュンスケ。
「・・・・・・やっぱいい!!!!なし!」
「何それーっ!
 せっかくだし、教えてよ」